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勉強が嫌いな子になってしまう原因と克服する方法を解説!

公開日: 2024.08.19

最終更新日: 2024.11.01

テスト前なのに、一向に机に向かう気配がない。しびれを切らして「勉強しなさい」と言うと、「うるさいなぁ」と機嫌が悪くなってしまう…。勉強が嫌いなお子さんに対し、「このままでいいのだろうか」と心配になる親御さんはたくさんいらっしゃいます。

また中学生になると学習内容が難しくなるので、勉強が好きだったはずなのにいつのまにか勉強嫌いになっていた、なんていうお子さんも珍しくありません。

そんな「うちの子は大丈夫かしら」と不安を抱える親御さんに向けて、本記事では勉強が嫌いになってしまう原因とそれを克服する方法をご紹介します。

勉強が嫌いになってしまう原因

勉強が嫌いになってしまう原因

博報堂教育財団こども研究所が、2023年に小4〜中3の男女600人に対して行った調査によると、約60%の子どもが「勉強を嫌い」と回答しています。つまり、勉強が嫌いなのは、あなたのお子さんだけではないのです。そもそもなぜ、子どもたちは勉強が嫌いになってしまうのでしょうか。

データ元:博報堂教育財団こども研究所「勉強のことどう思う?」

授業についていけない

授業の内容が難しくなり理解が追いつかなくなると、勉強に対する苦手意識が芽生え、「苦手だからやらない」→「どんどん授業がわからなくなる」という負のスパイラルに陥りやすくなります。

特に中学生になると学習の難易度が一気に上がるので、授業についていけなくなる子どもが増えていきます。前の単元が、次の単元を理解するための基礎知識となる科目も多いので、一度つまずくとそれ以降の内容が理解できなくなり、授業を受けるのが苦痛になったり、勉強そのものを嫌いになったりしてしまいます。

先生が苦手

先生との相性が合わないことも、勉強嫌いになる原因のひとつです。先生の指導方法が自分に合わない、先生の態度が怖いと感じるなど、苦手意識が生まれる理由はさまざま。なかでも思春期真っ盛りの中学生は、親から自立し自分だけの価値観を持ち始める時期でもあるので、先生に対する好き嫌いや得意不得意が出てくるのは自然なことです。

先生との相性がイマイチだと、自ずとその先生が受け持つ科目に対しても苦手意識が生まれてしまいます。結果、その科目自体を嫌いになってしまうといったことも起こりえます。

勉強方法がわからない

勉強が苦手なお子さんでも、心の中では「勉強をしないと…」と考えてはいるものです。とはいえいざ机に向かってみると、どこから手をつけて、どのように勉強をすればいいのかがわからない…。そうなると効率的な学習ができず、勉強の成果はなかなか現れません。

机に向かう時間は作ってはいるのに、いつまで経ってもその努力が報われず成果が出ない。そんな状況が続けば、「勉強」=「いくらやっても成果が出ないもの、苦手苦手なもの」と思い込んでしまい、勉強が嫌いになってしまうのも仕方ありません。

親や周りからのプレッシャーを感じる

親や先生からの期待が過度になると、子どもはその期待に応えなければと大きなプレッシャーを感じます。

プレッシャーがプラスに働き、期待に応えられるような成果を出せれば良いですが、反対に成績が伸び悩んだり、授業の内容が理解できなくなったりして、大人の期待に応えられていないと実感した場合、そのプレッシャーに耐えられなくなり、勉強を避けるようになってしまいます。

周りと比べられる

「〇〇くんはテストで◯位だったんだって」「お兄ちゃんはもっとできたのに」など、お子さんをほかの誰かと比べていませんか? 

誰かと比べられると、お子さんは劣等感を感じ、その原因となる勉強自体を嫌いになってしまいます。もちろん比べられることで悔しいという気持ち生まれ、それが原動力となり頑張れる場合もありますが、これはレアケース。比べられることで自信を失うお子さんの方が多くいらっしゃいます。

「勉強しなさい」と命令される

親御さんがつい言ってしまうのが「勉強しなさい」という言葉です。自立心が芽生え始める年ごろのお子さんは、親に言われると反抗的な態度を取りたくなるもの。言われれば言われるほどやる気が損なわれ、次第にお子さんのなかに、勉強は嫌なものというイメージができあがってしまいます。

大切なのは、「勉強しなさい」と強制するよりも、どうして勉強が必要なのかを一緒に考えること。そうやって目的意識を持ったほうが、勉強への意欲は高まります。

勉強が嫌いなお子さんの特徴

勉強が嫌いなお子さんの特徴

子どもが勉強嫌いになる原因をご紹介してきましたが、実は勉強嫌なお子さんにはいくつか共通している特徴があります。ここではそれをご紹介します。

生活習慣が乱れている

生活習慣が乱れていると、集中力や体力が低下し、勉強に対する意欲も下がります。特に夜に勉強をする夜型生活のお子さんは、睡眠不足に陥りがちです。

実際に、国立教育政策研究所が平成29年に行った「全国学力・学習状況調査」によると、睡眠習慣がついている子どものほうが、習慣がついていない子どもよりも学力テストの平均正答率が高いという結果も出ています。

引用元:大阪市発行「淀川すいみん白書2017」
https://www.city.osaka.lg.jp/yodogawa/cmsfiles/contents/0000614/614816/P0304.pdf

整理整頓が苦手

勉強をするうえで、集中力を維持するのはとても大切なことです。整理整頓が苦手で机の上が散らかっていると、勉強しようと思っても余計なモノが視界に入り、集中力が削がれてしまいます。

なかには、スティーブ・ジョブズやアインシュタインなど、机が散らかっていたと言われてる偉人もいますが、彼らはモノが視界には入ったぐらいでは気が散ったり、頭の中が混乱したりしないレベルの集中力を持っていた、もしくは、無造作に並んだものからアイデアを生み出せるタイプなのでしょう。

大半の人にとって散らかった机は、勉強に集中できる環境とは言えません。もしお子さんが、勉強嫌いで整理整頓も苦手な場合は、片付けから始めてみるのがおすすめです。

先延ばしをするクセがある

「勉強しなくちゃ」と思いながらもつい他のことをやって先延ばしにする。それを繰り返していると、いつのまにか勉強をする時間が足りなくなったり、後回しにしたことで授業に追いつけなくなったりします。

苦手なことを後回しにすればするほど、挽回するのに必要な時間やエネルギーは増していきます。そうしているうちに、「挽回は難しい」「どこからやり直せばいいかわからない」といった気持ちが芽生え、諦めモードに入り、そのまま勉強を嫌いになってしまいます。

先生に質問をするのが苦手

先生とうまくコミュニケーションを取れていない場合、授業でわからないことがあったとしても質問ができずそのままにしてしまうため、授業についていけなくなる可能性があります。

子どものことをしっかりと観察し、理解できていないことに気づいてくれる先生であれば良いのですが、クラス全員を見ている以上、逐一気がつくのはなかなか難しいもの。もし、授業での疑問点を親御さんに質問されるようであれば、学校で、先生とうまくコミュニケーションを取れていない可能性があります。

真面目すぎる

真面目で完璧主義なお子さんは、ひとつでもできない問題があると、先に進めなくなってしまう場合があります。

教科書の内容を全部暗記できるようなお子さんは滅多にいませんし、そこまでしなくても成績を上げることは可能ですし、学習を進めていくと、以前理解できなかったことがいつの間にか理解できるようになっていたということもあります。

また、先生の話を全てメモしようとしたり、ノートをきれいに取ることにこだわりすぎるといった行動にも気をつけましょう。メモやノートは、内容を理解するという「目的」を達成するための「手段」にすぎず、そこに固執してしまうと、本来の目的が達成できなくなります。

勉強嫌いを克服する方法

勉強嫌いを克服する方法

勉強嫌いの原因や、勉強が嫌いになりやすいお子さんの特徴がわかったところで、どうしたら勉強嫌いを克服できるのか、その方法をご紹介していきます。

生活環境を整える

まずは、規則正しい生活リズムを確立し、集中して勉強できる状態を目指しましょう。できるだけ毎日同じ時間に寝起きをして、体のリズムを作ります。もちろん夜ふかしは避けましょう。

また、バランスの摂れた食事を摂ることも大切。1日を始めるエネルギーとなる朝食を抜かないように気をつけてください。

身の回りを整理整頓する

勉強をしているときに気が散らないように、机の上はきれいに片付けましょう。特にゲームやマンガ、スマホといった誘惑されやすいアイテムは、勉強している間だけで構いませんので、見えないところに移動させてください。

シンプルで集中しやすい環境を作ることで、勉強に対する意欲が向上するはずです。

将来どんな職業に就きたいかを親子で考える

勉強嫌いを克服するためには、一度、親子で将来のことを話してみるのもひとつの手です。どんな仕事に就きたいのか、進路を考え目的がはっきりすると、勉強をすることの動機が生まれ、勉強への意欲がアップしやすくなります。

いま行っている勉強が将来の役に立つと理解できれば、ただやみくもに勉強するよりも、頑張ることができるはずです。

机に向かうこと以外のことも学びに繋げる

勉強は教科書や参考書でしかできないものではありません。歴史を扱ったマンガや小説、地理を学べるゲームなど、学びにつながるコンテンツはたくさんあります。ただただ暗記だけを続けていると飽きてしまいますが、そういったコンテンツを活用すると知識を得ることに楽しみを見出すこともできます。

外に出て自然に触れたり、おいしいものを食べたときにその食材がどこからきたのかを考えたりすることもひとつの勉強。机に向かうことだけが勉強ではないと考え、お子さんの好奇心を育てる工夫をしてみましょう。

家庭教師のランナー式で勉強嫌いを克服!

家庭教師のランナー式で勉強嫌いを克服!

「勉強が嫌いな子、苦手な子」を中心に累計3万人以上を指導

私たち家庭教師ランナーは、「勉強が嫌いな子、苦手な子」専門の家庭教師です。創業から20年を超え、その間に累計3万人以上のお子さんを見てきました。

そのため、勉強嫌いなお子さんの傾向や、つまずきやすいポイント、どうして勉強が嫌いになってしまったのかといったことを理解しています。

一人ひとりに合ったペースで段階に合わせた指導が可能

これだけ多くのお子さんを見てきたからこそ、さまざまなタイプのお子さんがいることも知っています。人はみんな特性が異なります。しかし、必ずそれぞれにピッタリあった学習方法があるはずです。

一人ひとりに丁寧に向き合い、その理解度や特性に合わせたカリキュラムを組み、勉強嫌いを克服できるよう個別に対応できるのが、私たちの強みです。

勉強が苦手な子向けのサポートサービスが充実

勉強が苦手なお子さんは特に、家庭教師がお休みの日に自主勉強をして、解けない問題に出会ったり、疑問点が発生したりしやすいです。ランナーは、そんなときでもLINEを活用し、質問ができるようなサポートを用意しています。

質問をもらった際は、勉強が苦手なお子さんでもわかりやすいように要点を押さえた解説動画をお送りするので、自主学習でも疑問点を解消できます。

まとめ

本記事では、勉強嫌いを克服する方法をご紹介してきましたが、親御さんだけでこれらの方法を試すのは容易なことではありませんし、家庭内だけで対応するのは難しいのが現実です。

そんなときはぜひお気軽にプロの力を借りてみてください。「うちの子は勉強が嫌いだから…」と諦める必要はありません。

私たちランナーは、これまでたくさんの勉強嫌いのお子さんを見てきましたし、実際に私たちの指導を通じて勉強ができるようになったお子さんがたくさんいます。彼らを見てきたからこそ確信を持って言えるのは、勉強が嫌いなお子さんも、わからなかったことがわかるようになるという成功体験を積むことで、勉強が好きになる可能性は十分にあるということです。

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この記事の監修者

マインズ株式会社
本部

大島 あずさ

教育現場を志していたところ、家庭教師という仕事に出会い、「1対1での指導の素晴らしさ」に惹かれ、気がつけば10年になっています。勉強が苦手な子にももちろんですが、「理解することの楽しさ」を一人でも多くのお子さんに伝えるために日々努力しています。

# 経歴
家庭教師歴10年。家庭教師として仕事をしながら教師へのサポート業務も行いつつ、マインズ株式会社に入社。現在はマインズ株式会社本部に所属し、コンテンツ作成やサービス向上のためのコンテンツ制作に勤しんでいる。

# 得意領域
- 学習支援コンテンツ制作
- 勉強が苦手な子へのアプローチ

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