【定時制、通信制高校とは】※2023/5/9更新
中学生のみなさんは、高校受験の志望校を決めるために様々な高校を調べると思います。
その中で、全日制の高校だけではなく定時制の高校や通信制の高校もあるので、今回は特徴について詳しく紹介していきます。
まず定時制高校についてです。
定時制高校は、毎日登校が必要ですが1日の授業時間が4時間程度と全日制の高校よりも少ないのが特徴です。夕方から始まる学校も多く、働きながら通うことが出来ます。
授業時間が4時間と短い代わりに、卒業には4年間かかるひとが多いです。
学校の制度によっては3年でも卒業できるので、各高校に確認してみましょう。
定時制には働きながら通う人が多く、20代や30代の人も通っています。
夜に授業を行うことが多いため、5割程の学校では給食を行っており、給食費は5000円程度と学生に優しい値段設定となっています。
定時制に入学するには、入学試験を受ける必要があります。
入学試験では、国数英の学力テストのほか、面接や作文等が行われます。
入学後は、中学の復習から高校の範囲に入っていくため、在学中は学力向上の努力が必要です。
定時制の高校は、授業時間が短いことや入試が調査書重視でないことから不登校経験があったり働きながらでないと通えない人に寄り添った制度です。
次に通信制の高校についてです。
通信制の高校は、通信による教育を行うため、登校日数や授業時間が全日制・定時制高校とは異なります。
通信制では、週に何回学校に通うか自分で選べる場合や、年に1回登校すればよい場合があり、毎日同じ時間に学校に通う必要はありません。
スクーリングという、登校日には授業を受けなければなりませんが、そのほかはレポートを提出したりテストを受験することで単位を取得できます。
単位を取得すれば、全日制、定時制と同じように高校を卒業したということになります。
最近では、不登校で悩んでいる人や発達障害により通常の学習が難しい人に適したスタイルだということで選択する人もいます。
いかがでしたか?
高校ときくと、つい全日制の高校が頭に浮かぶと思いますが、他にも定時制や通信制があるので選択肢に入れてみてください。