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内申点どこから高い?中学生が知っておくべき評価基準と成績アップの方法

2025.11.08

内申点どこから高い?中学生が知っておくべき評価基準と成績アップの方法

中学生のお子さんを持つ保護者の方にとって、内申点は高校受験において非常に気になる要素です。

「内申点っていつから対象になるの?」「どれくらいの成績なら高いと言えるの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

実は内申点の評価対象となる学年は都道府県によって大きく異なり、東京都では中学3年のみが対象ですが、埼玉県では中学1年から全て対象になります。また、オール3が平均的な成績とされる中で、オール4以上を目指すには定期テストだけでなく提出物や授業態度も重要なんです。

この記事では、内申点の基本的な仕組みから都道府県別の違い、具体的な成績アップの方法まで詳しく解説します。

お子さんの将来の選択肢を広げるために、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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目次

内申点って何?中学生の成績評価の基本を知ろう

内申点って何?中学生の成績評価の基本を知ろう

  • 内申点とは学校の成績を数値化したもので、9教科の5段階評価を合計したもの
  • かつての相対評価から現在は絶対評価に変わり、学習目標への到達度で判断される
  • 5段階評価は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で決定

内申点は高校受験において合否を左右する重要な要素ですが、その仕組みを正しく理解している方は意外と少ないかもしれません。まずは内申点の基本的な定義と、評価方法の変遷について見ていきましょう。

内申点とは学校の成績を数値化したもの

  • 通知表の5段階評価(1から5)が基本で、9教科の評定を合計したもの
  • 定期テストだけでなく授業態度や提出物も含めて総合的に評価される
  • 日々の学校生活での取り組みが高校受験の結果に直結する仕組み

内申点とは、中学校での日々の学習成果を数値化した成績のことです。

具体的には通知表に記載される5段階評価(1から5)が基本となり、9教科の評定を合計したものが内申点として高校入試に使われます。この内申点は定期テストの点数だけで決まるわけではなく、授業態度や提出物なども含めて総合的に評価されるんです。

多くの都道府県では、内申点と当日の学力試験の得点を組み合わせて合否を判定します。

そのため日々の学校生活での取り組みが、高校受験の結果に直結する仕組みになっています。お子さんの普段の頑張りが、しっかりと評価として残る制度なんですね。

内申点の重要性を理解することが、効果的な受験対策の第一歩となります。

相対評価から絶対評価へ|評価方法が変わった!

  • かつては順位で評定が決まる相対評価だった
  • 現在は学習目標への到達度で判断する絶対評価に変更
  • 理論上はクラス全員が「5」を取ることも可能に

かつての中学校では相対評価という方法が採用されていました。これはクラスや学年の中での順位によって評定が決まる仕組みで、例えば「5」をもらえるのは上位7%までといった具合に決められていたんです。

しかし現在は絶対評価という方式に変わり、定められた学習目標に到達しているかどうかで判断されるようになりました。

つまり、クラスの他の生徒と比較されるのではなく、自分自身が目標をクリアできているかが重要になったわけです。この変更により、理論上はクラス全員が「5」を取ることも可能になりました。

お子さん一人ひとりの努力が正当に評価される、より公平な制度と言えるでしょう。

5段階評価の仕組みってどうなってるの?

  • 1から5の5段階で評価され、「5」は極めて優れている、「3」は普通
  • 3つの観点別評価を総合して各教科の担当教師が決定
  • 定期テストの点数だけでなく提出物や授業態度も評価される

中学校の成績は1から5までの5段階で評価されます。一般的に「5」は極めて優れている、「4」は優れている、「3」は普通、「2」はやや努力が必要、「1」は大いに努力が必要という意味合いです。

この評定は後ほど詳しく説明する「観点別評価」という3つの視点での評価を総合して、各教科の担当教師が決定します。

定期テストで高得点を取っていても、提出物を出していなかったり授業態度に問題があったりすると「5」はもらえません。逆に言えば、テストの点数が少し低くても他の要素でカバーできる可能性があるということです。

評定は学期ごとに出され、最終的に1年間の成績として確定します。この年間の評定が、高校入試で使われる内申点の基礎となるんです。

内申点はどこから「高い」って言えるの?

内申点はどこから「高い」って言えるの?

  • オール3(合計27点)は平均的な成績で公立高校の普通レベルを目指せる
  • オール4(合計36点)は高めの成績で進学校を狙える水準
  • オール5(合計45点)は最高評価で学年でもごく一部の生徒に限られる
  • 内申点の平均値は一般的に27点前後とされている

内申点の数値を見ても、それが高いのか低いのか判断に迷う方も多いでしょう。ここでは具体的な数値を示しながら、内申点の評価基準について解説していきます。

オール3は平均的な成績

  • 9教科すべてで評定3を取ると合計27点
  • 公立高校の普通レベルの学校を目指せる水準
  • クラスの半数程度の生徒が「3」を中心とした評定になる

9教科すべてで評定3を取った場合、合計は27点となります。この「オール3」は一般的に平均的な成績とされ、公立高校の普通レベルの学校を目指せる水準です。

絶対評価の制度では、クラスの半数程度の生徒がこの「3」を中心とした評定になると考えられています。

決して悪い成績ではありませんが、上位の高校を目指すなら、ここからもう一段階上を狙う必要があります。オール3を基準として、どの教科をどれだけ伸ばせるかが受験戦略の鍵になるんです。

オール4なら高めの成績!まずはここを目指そう

  • 9教科すべてで評定4を取ると合計36点で高めの成績
  • 進学校と呼ばれる上位の公立高校を狙える水準
  • 得意教科で5を取りながら苦手教科を4に保つ戦略も有効

9教科すべてで評定4を取ると合計36点となり、これは高めの成績と言えます。オール4があれば、多くの地域で進学校と呼ばれる上位の公立高校を狙える水準です。

実際には全教科で4を取るのは難しいので、得意教科で5を取りながら苦手教科を4に保つという戦略も有効でしょう。

例えば内申点が36点あれば、当日の学力試験で多少失敗しても合格できる可能性が高まります。中学1年生から計画的に学習を進め、まずはこのオール4を目標にすることをおすすめします。

この水準に到達できれば、お子さんの進路選択の幅が大きく広がるはずです。

オール5は最高評価!どれくらい難しいの?

  • 9教科すべてで評定5を取ると合計45点で最高評価
  • 学年でもごく一部の生徒に限られる難易度
  • 定期テスト、提出物、授業態度のすべてで高い水準が求められる

9教科すべてで評定5を取ると合計45点となり、これは最高評価です。オール5を達成できるのは、学年でもごく一部の生徒に限られます。

定期テストで常に高得点を取るのはもちろん、提出物を完璧に仕上げ、授業中も積極的に参加する必要があります。

特に実技教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)で5を取るには、作品の質や実技の技能も求められるため、簡単ではありません。オール5があれば、地域のトップレベルの公立高校や難関私立高校への合格が現実的になります。

ただし無理にオール5を目指してお子さんを追い詰めるのではなく、得意分野を伸ばしながらバランスよく評定を上げていく姿勢が大切です。

内申点の平均ってどれくらい?気になる数字

  • 内申点の平均値は一般的に27点前後(オール3相当)
  • 教科ごとにばらつきがあるのが普通
  • 志望する高校が求める内申点の水準を把握することが大切

内申点の平均値は地域や学校によって多少の差がありますが、一般的には27点前後(オール3相当)とされています。

実際には2から4の間に多くの生徒が分布し、完全なオール3の生徒ばかりではありません。例えば得意な数学と英語で4を取り、苦手な実技教科で2を取るといったように、教科ごとにばらつきがあるのが普通です。

大切なのは平均と比較することではなく、志望する高校が求める内申点の水準を把握することです。

各高校の合格者の内申点平均は、学校説明会や塾などで情報を得ることができます。目標とする高校の水準を知ることで、どの教科をどれだけ頑張るべきかが見えてくるはずです。

内申点を上げるために何をすればいい?

  • 定期テストで高得点を取ることが「知識・技能」の評価に直結
  • 提出物は丁寧に仕上げて期限内に出すことが「主体性」の評価につながる
  • 授業態度や参加姿勢も内申点を決める重要な要素
  • 実技教科は主要5教科と同じく重要で、努力次第で評定を上げやすい

内申点を効果的に上げるには、評価の仕組みを理解した上で戦略的に取り組むことが重要です。ここでは具体的な対策方法を4つの観点から解説します。

定期テストで点数を取ることが基本中の基本

  • 定期テストの結果は「知識・技能」の評価観点に直結
  • 年4〜5回実施されるテストの一回一回が内申点に影響
  • テスト2週間前からの計画的な学習と繰り返し演習が効果的

内申点を上げる最も基本的な方法は、定期テストで高得点を取ることです。

定期テストの結果は「知識・技能」という評価観点に直結し、評定を決める大きな要素となります。中間テストと期末テストは年に合計4回から5回実施されますが、この一回一回が内申点に影響するんです。

テスト2週間前からは計画的に学習を進め、学校のワークを繰り返し解いて理解を深めることが効果的でしょう。

特に前回のテストで間違えた問題は必ず復習し、同じミスを繰り返さないことが大切です。また、テスト範囲が発表されたらすぐに学習を始める習慣をつけることで、直前の詰め込みを避けられます。

定期テストは内申点アップの最も確実な方法なので、一回一回を大切にしていきましょう。

提出物は期限内に完璧な状態で出そう

  • 提出物は「主体的に学習に取り組む態度」の観点で評価される
  • 丁寧に仕上げて期限内に出すことが高評価につながる
  • 間違えた問題を赤ペンで直し、解説を書き加える工夫が効果的

提出物の管理は、多くの生徒が軽視しがちですが内申点に大きく影響します。宿題やワーク、レポートなどの提出物は「主体的に学習に取り組む態度」という観点で評価されるんです。

ただ提出すれば良いわけではなく、丁寧に仕上げて期限内に出すことが高評価につながります。

特にワークは、間違えた問題を赤ペンで直し、なぜ間違えたのか自分なりの解説を書き加えると良いでしょう。このような工夫は「自ら学習を調整している」姿勢として評価され、評定アップに直結します。

提出期限をカレンダーに書き込んだり、週末にまとめて進める習慣をつけたりすることで、提出忘れを防げるはずです。

授業態度も評価されるって知ってた?

  • 授業中の態度や参加姿勢は「主体性」の観点で評価される
  • 積極的な発言は学習意欲の表れとして評価される
  • 発言が苦手でも真剣に授業を聞く姿勢やノートを丁寧に取る姿勢で評価される

授業中の態度や参加姿勢も、内申点を決める重要な要素です。これは「主体的に学習に取り組む態度」という観点で評価され、ノートの取り方や発言の頻度などが見られています。

授業中に積極的に手を挙げて発言することは、学習意欲の表れとして評価されます。

ただし発言が苦手なお子さんでも、真剣に授業を聞く姿勢やノートを丁寧に取る姿勢を示すことで評価されるので安心してください。グループワークでは協力的に取り組み、他の生徒の意見もしっかり聞く態度が大切です。

また、分からないことがあれば授業後に質問に行く姿勢も、学習意欲の表れとして評価対象となります。

実技教科も手を抜いちゃダメ!音楽・美術・体育も大切

  • 実技4教科は内申点では主要5教科と同じく重要
  • 東京都では実技4教科の評定が2倍に換算される
  • 日々の練習や努力が評価につながり、努力次第で評定を上げやすい

音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科は、しばしば「副教科」と呼ばれますが、内申点では主要5教科と同じく重要です。特に東京都では実技4教科の評定が2倍に換算されるため、むしろ主要5教科より重要度が高いとも言えます。

音楽では楽器演奏や歌唱のテストがあり、日々の練習が評価につながります。美術では作品の完成度だけでなく、制作過程での工夫や努力も評価対象です。

保健体育は運動能力だけでなく、ルールの理解や協力的な態度、安全への配慮なども見られています。

技術家庭では作品の精度や、レポートの内容、実習への取り組み方が評価されます。実技教科は努力次第で評定を上げやすい科目なので、ぜひ前向きに取り組んでみてください。

新しい評価基準「観点別評価」って何?

  • 「知識・技能」は定期テストの点数や実技の出来栄えで評価
  • 「思考・判断・表現」は記述問題やレポート作成で評価
  • 「主体的に学習に取り組む態度」は提出物や授業態度で評価

2021年度から中学校で本格的に導入された新しい評価方法について、詳しく見ていきましょう。この観点別評価の仕組みを理解することが、効果的な内申点アップの鍵となります。

知識・技能の評価ってどうつくの?

  • 定期テストの点数や小テストの結果で評価される
  • 実技教科では実技の出来栄えが評価対象
  • 基礎的な学習内容の理解と定着が求められる

「知識・技能」は3つの観点のうち最も分かりやすい評価項目です。主に定期テストの点数や小テストの結果、実技教科では実技の出来栄えなどで評価されます。

例えば数学なら計算問題が正確に解けるか、英語なら単語や文法を覚えているかといった基礎的な学力が対象です。

実技教科では、音楽の楽器演奏や体育の実技試験などがこの観点に含まれます。この観点で高評価を得るには、基礎的な学習内容をしっかり理解し定着させることが必要です。

普段の授業で習った内容を復習し、分からないところは放置せずに質問することが大切でしょう。

思考・判断・表現力も見られてる

  • 知識を活用して考える力を評価する観点
  • 記述問題、グループディスカッション、レポート作成で評価
  • 「なぜそうなるのか」を考える習慣が効果的

「思考・判断・表現」は、知識を活用して考える力を評価する観点です。定期テストの記述問題や、授業中のグループディスカッション、レポート作成などで評価されます。

単に知識を暗記しているだけでなく、それを使って問題を解決したり自分の考えを表現したりする力が求められるんです。

例えば理科なら実験結果から考察を導き出す力、社会なら歴史的な出来事の背景を考える力などが該当します。この観点で評価を上げるには、日頃から「なぜそうなるのか」を考える習慣をつけることが効果的です。

また、自分の考えを文章や言葉で分かりやすく説明する練習も重要でしょう。

主体的に学習に取り組む態度が重要って本当?

  • 粘り強く課題に取り組む姿勢を見せることが重要
  • 自分で学習を調整できる能力が評価される

「主体的に学習に取り組む態度」は、新しい評価基準で最も注目されている観点です。

この観点は単に授業中に手を挙げることだけを指すのではなく、学習に対する姿勢全体を評価します。具体的には、粘り強く課題に取り組む姿勢と、自分で学習を調整する能力の2つの側面から評価されるんです。

提出物の完成度や授業中の態度、ノートの取り方などが評価材料となります。

粘り強く取り組む姿勢を見せよう

粘り強い取り組みとは、難しい問題や課題に直面しても諦めずに努力を続ける姿勢のことです。例えば、一度解けなかった問題を何度も挑戦して解き直したり、作品制作で試行錯誤を重ねたりする行動が該当します。

教師はこうした姿勢を、提出物の修正跡や授業中の取り組み方から判断しています。

自分で学習を調整できるかがポイント

学習の調整とは、自分の理解度を把握し、必要に応じて学習方法を工夫する能力のことです。例えば、苦手な単元を重点的に復習したり、効果的なノートの取り方を自分なりに工夫したりすることが該当します。

間違えた問題になぜ間違えたかを書き込んだり、授業後に質問に行ったりする行動も、この観点で評価されるポイントです。

都道府県で違う!内申点の計算方法を確認しよう

  • 東京都は中3のみが対象で実技4教科が2倍に換算される
  • 神奈川県は中2・中3が対象で中3の評定が2倍
  • 埼玉県は中1から全て対象で3年間の蓄積が重視される
  • 大阪府は中1から対象だが中3の比重が全体の6割を占める

内申点の計算方法は全国一律ではなく、各都道府県が独自に定めています。この違いを知らずに対策を進めると、思わぬ落とし穴にはまる可能性があるので注意が必要です。

東京都は中3の成績だけが対象

  • 中学3年生の成績のみが内申点として使われる
  • 5教科はそのまま、実技4教科は2倍に換算される
  • 中1・中2の成績は入試に影響しない

東京都の公立高校入試では、中学3年生の成績のみが内申点として使われます。つまり中学1年と2年の成績は、内申点には一切影響しないということです。

また、5教科の評定はそのまま使われますが、実技4教科の評定は2倍に換算されます

例えば数学で5を取っても5点ですが、音楽で5を取ると10点として計算されるんです。この制度により、実技教科の重要性が非常に高くなっています。

中1・中2で成績が振るわなかった生徒にとっては、中3から挽回のチャンスがあると言えるでしょう。

神奈川県は中2・中3が対象で中3が2倍

  • 中学2年と中学3年の成績が内申点として使われる
  • 9教科すべてが対象で主要5教科と実技4教科は同じ扱い
  • 中学3年の評定合計は2倍して計算される

神奈川県の公立高校入試では、中学2年と中学3年の成績が内申点として使われます。9教科すべてが対象となり、主要5教科と実技4教科の区別なく同じ扱いです。

ただし中学3年の評定合計は2倍して計算されるため、中3の比重が高くなっています

計算式は「中2の評定合計(45点満点)+中3の評定合計×2(90点満点)=135点満点」となります。中2から内申点が始まるので、中2の1学期から気を抜けない制度と言えるでしょう。

また神奈川県には、内申点の代わりに観点別評価(主体的に学習に取り組む態度)を用いて、学力検査等と合わせて選考する「第2次選考」という枠もあります。

埼玉県は中1から全部対象!早めの対策が必須

  • 中学1年・2年・3年の3年間すべての成績が内申点として使われる
  • 中学に入学した瞬間から高校受験が始まっている
  • 早い段階から学習習慣を身につけることが必要

埼玉県の公立高校入試では、中学1年・2年・3年の3年間すべての成績が内申点として使われます。つまり中学に入学した瞬間から、すでに高校受験が始まっているということです。

中1でつまずいてしまうと、その影響が3年間残り続けることになります。各学年の評定の比重は高校や学科によって異なる場合がありますが、基本的には3年間の蓄積が重視される制度です。

早い段階から学習習慣を身につけ、定期テストや提出物をしっかり管理することが必要でしょう。

埼玉県にお住まいの方は、特に中1の段階から内申点への意識を高く持つことが大切です。

大阪府は中3の比重が特に大きい

  • 中学1年・2年・3年の3年間すべてが対象
  • 中1と中2の評定は2倍、中3の評定は6倍して計算
  • 中3の比重が全体の6割を占め、大逆転が可能な設計

大阪府の公立高校入試では、中学1年・2年・3年の3年間すべてが対象となります。ただし学年ごとの比重が大きく異なり、中1と中2の評定は2倍、中3の評定は6倍して計算されます

計算式は「中1の評定合計×2+中2の評定合計×2+中3の評定合計×6」となるため、中3の比重が全体の6割を占めます。

この制度により、中1・中2で多少成績が振るわなくても、中3で頑張れば大きく挽回できる可能性があるんです。逆に中3で油断すると、これまでの努力が水の泡になってしまう危険性もあります。

3年間を通して努力することは大切ですが、特に中3での頑張りが結果を大きく左右する制度と言えるでしょう。

実技教科が内申点に与える影響って?

  • 実技4教科は主要5教科と同じく評定が1から5で付けられる
  • 東京都などでは実技4教科の評定が2倍に換算される
  • 日々の努力や真面目な取り組みが評価される傾向がある

多くの保護者や生徒が軽視しがちな実技教科ですが、内申点において極めて重要な位置を占めています。ここでは実技教科の戦略的な重要性について解説します。

音楽・美術・体育・技術家庭も同じくらい大切

  • 実技教科でも明確な評価基準があり、基準を満たせば高評価が得られる
  • 生まれ持った才能よりも日々の努力や真面目な取り組みが評価される
  • 努力が報われやすい科目なので積極的に取り組む価値がある

音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科は、主要5教科と同じく評定が1から5で付けられます。

絶対評価の制度では、実技教科でも明確な評価基準があり、その基準を満たせば高評価が得られるんです。実技教科は生まれ持った才能よりも、日々の努力や真面目な取り組みが評価される傾向があります。

例えば音楽の楽器演奏では、完璧に演奏できなくても練習の跡が見える努力が評価されます。美術では芸術的なセンスだけでなく、制作過程での工夫や丁寧さも重要な評価ポイントです。

保健体育は運動能力だけでなく、ルールの理解や協力的な態度、健康への意識なども評価されます。

技術家庭では作品の精度や、レポートの内容、実習への取り組み方が評価されます。実技教科は努力が報われやすい科目なので、積極的に取り組む価値が十分にあります。

実技教科は2倍になる地域もある!見逃せないポイント

  • 東京都などでは実技4教科の評定が2倍に換算される
  • 実技教科1科目の価値が主要5教科2科目分に相当する
  • 実技教科で高評定を取る方が効率的な場合もある

東京都をはじめとする一部の地域では、実技4教科の評定が2倍に換算される制度があります。例えば東京都では、5教科の評定はそのまま使われますが、実技4教科は2倍して計算されるんです。

つまり数学で5を取っても5点ですが、音楽で5を取ると10点として扱われます

この制度により、実技教科1科目の価値が主要5教科2科目分に相当することになります。多くの生徒や保護者が主要5教科に注力しがちですが、実技教科で高評定を取る方が効率的な場合もあるわけです。

お住まいの地域の制度を確認し、実技教科の重要性を正しく理解することが内申点アップの近道となります。

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内申点についてよくある質問に答えます

  • 部活動は調査書に記載されるが、評定そのものを覆すほどの力はない
  • 内申点が低くても学力検査で高得点を取れば合格の可能性は十分にある
  • 塾と家庭教師のどちらが良いかはお子さんの性格や学習状況による

内申点について多くの保護者や生徒が疑問に思うポイントを、Q&A形式で解説します。これらの情報を参考に、より効果的な受験対策を進めてください。

部活動は内申点に影響するの?

  • 部活動や委員会活動は調査書に記載され高校側に伝わる
  • 一部の高校では加点されたり同点の場合の参考にされたりする
  • 部活動の実績が評定(1から5)を覆すほどの力はない

部活動や委員会活動は、調査書に記載され高校側に伝わります。一部の高校では、特定の部活動実績に対して加点されたり、同点の場合の参考にされたりすることがあります。

また「主体的に学習に取り組む態度」の評価において、課外活動への積極的な参加が考慮される可能性もあるでしょう。

ただし、部活動の実績が評定(1から5)そのものを覆すほどの力はありません。例えば部活を頑張ったからといって、評定3が4になるわけではないんです。

まずは各教科で良い評定を取ることが最優先で、部活動はあくまで「ボーナス点」と考えるのが適切です。優先順位を間違えず、学業と部活動のバランスを取ることが大切でしょう。

内申点が低くても高校に合格できる?

  • 多くの都道府県では内申点と学力検査の得点を合わせて判定
  • 一般的に学力検査の方が重視される傾向がある
  • 神奈川県のように内申点を使わない選考枠がある地域もある

内申点が低くても、合格の可能性は十分にあります。多くの都道府県では、内申点と当日の学力検査の得点を合わせて合否を判定します。

一般的な比率は内申点と学力検査が「7対3」や「6対4」程度で、学力検査の方が重視される傾向があります。

つまり内申点が多少低くても、当日のテストで高得点を取れば十分に合格できるということです。また神奈川県のように、内申点の代わりに観点別評価(主体的に学習に取り組む態度)を用いて、学力検査等と合わせて選考する「第2次選考」という枠を設けている地域もあります。

内申点が思うように取れなかった場合は、志望校を再検討するか、学力検査で高得点を狙う戦略に切り替えることも選択肢の一つです。諦めずに、自分に合った受験戦略を考えることが大切でしょう。

塾と家庭教師どっちがいい?迷ったら

  • 塾は集団授業で周りの生徒と切磋琢磨しながら学べる
  • 家庭教師は完全マンツーマンで一人ひとりのペースに合わせた指導が可能
  • お子さんの性格や目標、ライフスタイルに合わせて最適な選択を

塾と家庭教師のどちらが良いかは、お子さんの性格や学習状況によって異なります。塾は集団授業が中心で、周りの生徒と切磋琢磨しながら学べる環境が魅力です。

競争心が強く、仲間と一緒に頑張れるタイプのお子さんには塾が向いているでしょう。

一方、家庭教師は完全マンツーマンで、一人ひとりのペースに合わせた指導が可能です。人前で質問するのが苦手な子や、特定の科目だけ集中的に対策したい場合は家庭教師がおすすめです。

また塾は通学の時間が必要ですが、家庭教師は自宅で受けられるため時間の節約になります。

料金面では一般的に塾の方が安価ですが、家庭教師も提供される内容を考えればコストパフォーマンスは高いと言えます。お子さんの性格や目標、ライフスタイルに合わせて、最適な選択をすることが大切です。

内申点どこから高いについてまとめ

  • ・内申点の仕組みは都道府県によって大きく異なるため、お住まいの地域の制度を正確に把握することが重要
  • ・オール4以上を目指すには定期テストでの高得点に加え、提出物の完成度や授業態度も大きく影響
  • ・新評価基準では「主体的に学習に取り組む態度」が重視され、粘り強く学習に取り組み自ら学習を調整する姿勢が求められる
  • ・実技教科は地域によっては2倍換算されるなど戦略的に極めて重要
  • ・家庭教師による個別サポートが効果的で、お子さんの状況に合わせた最適なサービスを選ぶことが成功への鍵

内申点は高校受験において非常に重要な要素ですが、その仕組みは都道府県によって大きく異なります。東京都では中学3年のみが対象で実技4教科が2倍に換算される一方、埼玉県では中学1年から3年間すべてが対象です。

まずはお住まいの地域の制度を正確に把握し、それに合わせた戦略を立てることが重要でしょう。

オール3が平均的な成績とされる中で、オール4以上を目指すには定期テストでの高得点が基本となります。ただし内申点はテストの点数だけで決まるわけではなく、提出物の完成度や授業態度も大きく影響するんです。

新しい評価基準では「主体的に学習に取り組む態度」が重視されており、粘り強く学習に取り組み自ら学習を調整する姿勢が求められます。

実技教科は多くの保護者が軽視しがちですが、地域によっては2倍換算されるなど戦略的に極めて重要です。音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科にも、主要5教科と同じくらいの力を入れることが内申点アップの近道となります。

効果的に内申点を上げるには、一人ひとりの状況に合わせた個別のサポートが有効です。

家庭教師のランナーは、勉強が苦手な子専門でリーズナブルな料金設定と手厚いサポートが魅力です。お子さんの性格や学習状況に合わせて、最適なサポート体制を選ぶことが成功への鍵となるでしょう。

内申点は日々の努力の積み重ねで向上させることができます。

この記事で紹介した方法を参考に、お子さんの将来の選択肢を広げるために今日から取り組んでみてくださいね。

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