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学校休みたいのに親が許さない|高校生・中学生の伝え方と次の一手3つ
2026.08.18

「学校を休みたい」と伝えたのに、「甘えてる」「行きなさい」の一点張り。そんな朝をくり返して、心も体もクタクタになっていませんか。
この記事では、今日から使える3つの行動、そのまま使える伝え方の例、そして先生やカウンセラーが「休んでいい」と言っても親が折れないときの次の一手までを順番に紹介します。
親を説得できないのは、あなたの伝え方が悪いからではありません。使える材料をひとつずつ増やしていけば、話は前に進みやすくなります。
ただ、その前にひとつだけ。いま「消えたい」という気持ちが強いときや、自分を傷つけてしまいそうなときは、この先を読むより優先してほしいことがあります。
ひとりにならず、近くの大人にすぐ伝えてください。話せる大人がそばにいないときは、24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)に電話してください。無料で、24時間つながります。
目次
学校休みたいのに親が許さないときにまずやってほしい3つのこと

- 助けが必要なサインが出ていないか先に確認する
- 二択をやめて遅刻や保健室という第三の案を出す
- 親以外の大人をひとりだけ味方につける
親を説得する方法を探す前に、確認しておきたい順番があります。
いきなり交渉から始めると、話がこじれて動けなくなることがあるからです。ここでは、今日から実行できる3つの行動を順番に紹介しますね。
1つめ|今すぐ助けが必要なサインがないか確かめる
- 説得より先に自分の心と体の状態を確かめる
- 希死念慮・自傷・いじめ・暴力は緊急性が高い
- 頭痛や腹痛は気のせいではなく実際の体の症状
最初にしてほしいのは、親の説得ではなく自分の状態の確認です。
次のような状態が当てはまるときは、学校に行くかどうかより先に、安全を守ることを優先してください。
□ 「消えたい」「いなくなりたい」という気持ちが続いている
□ 自分を傷つけたい気持ちがある
□ 学校で暴力やいじめを受けている
□ 家の中で、大人から怖い思いをさせられている
□ 眠れない、食べられない状態が続いている
ひとつでも当てはまるなら、ひとりで抱え込まず大人に相談してほしいサインです。この場合は、親でなくてかまわないので、信頼できる大人に今日中に伝えてください。
当てはまらない場合も、体の調子は一度ていねいに確認しておきましょう。
頭痛や腹痛、吐き気があるなら、それは実際に起きている体の症状です。心の負担が症状に関係していることもありますが、原因はそれだけとは限りません。
くり返し出るときや強いときは、小児科や内科にも相談してくださいね。自分の状態を先に把握しておくと、親に伝えるときの言葉も見つけやすくなりますよ。
2つめ|「行く」か「休む」の二択をやめて第三の案を出す
- 二択で話すと親は反対しやすくなる
- 遅刻・早退・保健室など中間の案を自分から出す
- 教室以外の居場所を持つ学校は増えている
「学校に行く」か「一日休む」かの二択で話すと、親は反対しやすくなります。
「このまま長い間行けなくなるのでは」と心配している場合があるからです。そこで有効なのが、中間にある選択肢を自分から出す方法です。
□ 午前中は休んで、午後から登校する
□ 1時間目だけ遅刻していく
□ 教室ではなく保健室や相談室で過ごす
□ 別室で自習させてもらう
□ 今日は休んで、明日は先生と話してから決める
実は、学校の中に教室以外の居場所を用意する動きは全国に広がっています。文部科学省の資料によると、校内教育支援センター(校内で個別学習や相談ができる場所)を設置している公立小中学校は、2025年6月時点で15,874校でした。高校でも、別室や相談室を用意している学校があります。
「全部休みたい」ではなく「この部分だけ外したい」と伝えると、話が前に進みやすくなります。
親にとっても、ゼロか百かの判断をしなくて済むので受け入れやすいんですね。
3つめ|親以外の大人をひとりだけ味方につける
- 親子だけだと毎朝同じ言い合いになりやすい
- 養護教諭やカウンセラーには無料で相談できる
- 予約方法は学校ごとに違うので先生に確認する
親と二人だけで話し続けると、同じ言い合いを毎朝くり返すことになりがちです。
そこで効果的なのが、親以外の大人をひとりだけ味方につける方法です。第三者が入るだけで、親の反応が変わることは少なくありません。
□ 保健室の養護教諭
□ スクールカウンセラー
□ スクールソーシャルワーカー
□ 担任以外で話しやすい先生
□ 祖父母や親戚など、親が話を聞く相手
スクールカウンセラーは、心理の専門的な知識を持つ相談員として学校に配置されています。相談は無料ですし、相談したという事実を理由に教科の評定が下がることはありません。
ただし、スクールカウンセラーは学校の相談体制の一員なので、必要に応じて先生と連携することもあります。話した内容がどこまで共有されるか気になるときは、面談の最初に確認しておくと安心ですよ。
予約方法は学校によって違うので、担任や保健室の先生に「相談したい」と伝えてみてください。言いにくいときは、保健室で体調の話から始めてもかまいません。
大人がひとり味方につくと、親は「うちの子だけの問題ではない」と受け止めやすくなります。
すぐに大人へ助けを求めてほしいサインと無料の相談先

- 「消えたい」と思うときは安全の確保が最優先
- いじめや暴力があるなら我慢して登校しなくていい
- 親に言えないときは無料の電話相談を使える
ここからは、休むかどうかの話し合いをいったん止めてほしい状況について紹介します。
親が許すかどうかに関係なく、大人の手が必要な状態があるからです。当てはまるかどうか、落ち着いて読んでみてくださいね。
「消えたい」と思うときやいじめがあるときは登校より安全が先
- 「消えたい」「自分を傷つけたい」は限界のサイン
- いじめや暴力があるなら我慢して登校しなくていい
- 出席や成績より安全の確保が先になる
「消えたい」「いなくなりたい」という気持ちが浮かぶのは、心が限界まで疲れているサインです。
自分を傷つけたい気持ちがあるときも同じです。この状態のときは、出席や成績よりも、まず安全を確保することが先になります。いますぐ自分を傷つけてしまいそうなときは、ひとりにならず、近くの大人に伝えてください。
大切なのは、その気持ちを弱さだと思わないことです。性格の問題と決めつけず、大人や相談機関につながることを優先してください。
声に出せないときは、メモやスマホの画面を見せるだけでもかまいません。「いま、しんどい」の一言でも、大人は受け止め方を変えます。
いじめや暴力を受けているなら、我慢して登校し続ける必要はありません。
これは逃げではなく、身の安全を守る行動です。学校は、いじめの通報や相談を受けたときに、速やかに事実の有無を確かめる措置をとることが法律で定められています。
担任に伝えても状況が変わらないときは、学年主任や教頭、校長に相談してください。日付・場所・された内容を短くメモに残しておくと、相談するときの材料になります。
親が「あなたにも原因がある」と言ってきても、その言葉をそのまま受け取る必要はありません。
親に言えないときに使える無料の相談先
- 24時間子供SOSダイヤルは夜間や休日もつながる
- こどもの人権110番は学校以外の大人に相談できる
- どちらも無料で子ども自身から相談できる
家の中で相談できないときは、外の窓口を使うという方法があります。
全国どこからでも無料でつながる電話相談があり、子ども自身からの相談も受け付けています。
ひとつめが、文部科学省が案内している24時間子供SOSダイヤルです。番号は0120-0-78310で、24時間いつでもつながります。夜中や休日でも、住んでいる地域の相談機関につながる仕組みです。
いじめに限らず、学校のことで悩んでいるときに使ってかまいません。通話料はかかりませんよ。
ふたつめが、法務省が設けているこどもの人権110番です。番号は0120-007-110で、平日の日中に対応しています。
いじめや体罰、家庭内での暴力など、人権にかかわる悩みを相談できます。相談は無料で、内容の秘密は守られます。
家庭内での暴力が心配なときは、189にかけると児童相談所につながります。
親が「学校休みたい」を許してくれない5つの理由
- 勉強の遅れが取り返せなくなるという心配
- 一度休むとずるずる続くのではという不安
- 仮病やサボりではないかという疑い
- 仕事や下の子の都合で日中ひとりにできない事情
- 祖父母や近所への説明がつかないという世間体
親が休ませてくれないとき、その裏には言葉にされていない不安があることがあります。
理由がわかると、どこに答えれば話が進むのかが見えてきます。ここでは、保護者が口にしやすい5つの理由を整理しました。
すべての家庭に当てはまるわけではないので、自分の親に近いものを探してみてくださいね。
勉強が遅れて取り返せなくなるのが怖い
- 一日分の授業は教科書や動画教材で補えることがある
- 「休んだ分は自分で埋める」と具体的に伝える
- 休養したあとのほうが取り組みやすいこともある
親が最初に口にしやすいのが、勉強の遅れへの心配です。
一日休むと授業が一回分抜けます。それが積み重なると取り返せなくなるのではないか、と考えているわけですね。
この不安には、具体的な段取りで答えるのが有効です。一日の欠席で生じた遅れは、教科書とノート、学校の課題、動画教材、市販の問題集などで補える場合があります。
「休んだ分は自分で埋める」と具体的に伝えると、親の受け止め方が変わります。
たとえば「今日の数学のページだけは夕方にやる」といった約束です。量は少なくてかまいません。
ただし、実験や実技、グループでの活動などは、あとから同じように取り戻すのが難しいこともあります。その場合は、先生に代わりの課題がないか聞いてみてください。
体調が悪いと集中しづらいので、休養したあとのほうが学習に取り組みやすいこともありますよ。
一度休むとずるずる休み続けると思っている
- 不安の正体は先の見通しが立たないこと
- 「今日一日だけ」など期間を区切って伝える
- 「明日は絶対行く」の約束は避けたほうが無難
「一度休んだら、ずるずる休み続けるのでは」という心配もとても多く聞かれます。
この不安は、休むことそのものより、その先の見通しが立たないことから生まれます。先が見えないと、人は最悪の状態を想像しやすくなるからです。
対策は、休む範囲をあらかじめ区切って伝えることです。
「今日一日だけ」「今週は水曜だけ」のように、期間を先に示します。見通しを示すことで、親が話を受け止めやすくなることがあります。
あわせて、いつ状態を見直すかも決めておきましょう。「今日の夕方にもう一度話す」「金曜に先生と相談する」といった形です。
ここで「明日は絶対に行く」と約束するのは避けたほうが無難です。翌日の体調は、その日にならないとわからないためです。
仮病やサボりではないかと疑っている|起立性調節障害という可能性
- 家と学校では必要なエネルギーの量が違う
- 朝の腹痛や頭痛は実際に体に起きている症状
- 起立性調節障害の可能性もあるので受診も検討する
「本当は元気なのに、行きたくないだけでは」と疑われるのは、いちばんつらいところかもしれません。
親がこう考える背景には、家では笑っていたり、スマホを触れていたりする姿があります。でも、家と学校では、必要になるエネルギーの量がまったく違うんです。
自宅は、学校にくらべて刺激や人との関わりが少なく、比較的過ごしやすいと感じる人もいます。一方の学校は、大人数の中で長時間過ごし、周囲に合わせ続ける必要があります。
家でゲームができることと、教室で6時間過ごせることは別の話なんですね。
この違いは、言葉にしないと親には見えません。「家だと平気だけど、教室に入ろうとすると手が震える」のように、場面ごとの違いを具体的に話してみてください。
そしてもうひとつ知っておいてほしいのが、起立性調節障害という可能性です。
自律神経による血液の循環の調節がうまくいかなくなるもので、朝起きにくい、立つと立ちくらみがする、だるさが続くといった症状が出ます。午前中に症状が強く、午後になると軽くなる人もいるため、「やっぱりサボりだ」と誤解されやすいところです。
心理的・社会的な負担が症状に関係することもあるとされています。気になる症状が続くときは、小児科や内科で相談しておくと、仮病かどうかの議論から抜け出しやすくなりますよ。
「元気そうに見えるのに」と言われるつらさについては、「起立性調節障害で遊びには行けるのは甘え?」でもくわしく紹介しています。
仕事や下の子の都合で家に置いておけない
- 反対の理由は日中の留守番への不安かもしれない
- 連絡の回数や昼食の段取りを先に決めておく
- 事情が大きいときは学校に相談する価値がある
親が休ませたがらない理由が、家庭の事情であるケースもあります。
仕事を休めない、下のきょうだいの世話がある、家に誰もいないなど、事情はさまざまです。
この場合、親が反対しているのは「休むこと」ではないかもしれません。「日中ひとりにしておくこと」への不安かもしれないんです。
ここが分かれば、答え方も変わります。たとえば次のような提案ができますね。
□ お昼ごはんは自分で用意して、時間も連絡する
□ お昼と夕方の2回、家から連絡を入れる
□ 祖父母の家や、親の職場の休憩室で過ごす
□ 午前中だけ家で休み、午後は保健室に行く
「一人でも大丈夫」と伝えるより、連絡の回数を決めるほうが親は安心しやすくなります。事情が大きいときは、学校側に相談する価値もありますよ。
祖父母や近所の目を気にしている
- 正面から言い返しても平行線になりやすい
- 体調という説明しやすい形に置き換える
- 学校に相談中と伝えると親は外に説明しやすい
祖父母や近所の目を気にして、休ませたがらない親もいます。
子ども側からすると理不尽に感じますが、親にとっては現実的な悩みでもあります。
この場合、正面から言い返しても平行線になりやすいところです。有効なのは、体調という説明しやすい形に置き換える方法です。
「今日は体調が悪くて休ませた」という説明なら、親も外に伝えやすくなります。朝から腹痛や頭痛が出ているなら、それは事実なので嘘をつく必要もありません。
もうひとつの方法が、学校に相談していると親に伝えることです。
「先生とも話している」という事実があるだけで、親は周囲に説明しやすくなります。学校が把握している状態は、家庭だけで抱えている状態とは意味が違うんですね。
親が許さないときの伝え方|そのまま使える言い方の例
- 前日の夜に「明日は行けないかも」と予告する
- 気持ちではなく体の状態と数字で伝える
- 休んだあとの過ごし方までセットで提案する
ここからは、実際に親へ伝えるときの言い方を具体的に紹介します。
同じ内容でも、伝える順番とタイミングで受け取られ方が変わることがあります。そのまま使える例も載せているので、自分の状況に近いものを選んでみてくださいね。
前日の夜に「明日は行けないかも」と予告しておく
- 朝の相談は親に余裕がなく断られやすい
- 夕食後から寝る前が切り出しやすい時間帯
- 結論を出さず「共有」だけで十分
朝になってから「今日は休みたい」と言うと、親は慌てやすくなります。
出勤の準備中で時間がなく、落ち着いて考える余裕がないためです。この状態で相談すると、反射的に「行きなさい」と返されやすくなります。
おすすめは、前日の夜に予告しておく方法です。
□ 朝に「学校行きたくない」と言う→忙しい時間に反射的に「行きなさい」と返されやすい
□ 前夜に「明日、行けないかもしれない」と言う→親に考える時間ができ、翌朝の反応が変わることがある
予告するタイミングは、夕食後から寝る前くらいが向いています。親が家事を終えて落ち着いている時間帯を選びましょう。
このとき、結論を出そうとしなくてかまいません。
「明日、行けないかもしれない。まだわからないけど、先に言っておくね」
決定ではなく、共有だと考えてください。前の日に一度話しておくだけで、朝の言い合いが減ることもありますよ。
「行きたくない」ではなく体の状態と10段階の数字で伝える
- 気持ちではなく体の状態から伝える
- つらさを0〜10の数字にして共有する
- 嘘はつかず実際に起きていることだけを話す
「学校に行きたくない」という言い方は、親に届きにくい表現です。
気持ちの問題として受け取られ、「がんばれば行ける」と返されやすくなります。同じ状況でも、体の状態から伝えると反応が変わることがあります。
□ 「朝からお腹が痛くて、トイレから出られない」
□ 「頭が重くて、立っているとふらつく」
□ 「昨日はほとんど眠れていない」
体の症状は、親にとって判断しやすい情報です。熱がなくても、続いているなら受診の理由になります。
そこにもうひとつ加えたいのが、つらさを数字にする方法です。
まったく平気な状態を0、これ以上は動けない状態を10として、いまの自分に点数をつけます。「今日は8くらいしんどい」と言えば、程度がひと目で伝わりますよね。
数字にすると「7まで下がったら午後から行く」といった基準もつくれます。毎朝の点数をスマホのメモに残しておくと、学校や病院に相談するときの材料にもなりますよ。
大切なのは、嘘をつかないことです。実際に起きていることだけを伝えてくださいね。
休んだあとの過ごし方までセットで提案する
- 起床・食事・勉強・共有の4点を簡単に決める
- 自分から計画を出すと投げ出していないと伝わる
- 明日をどう決めるかも先に入れておく
「休みたい」だけを伝えると、親は休んだあとの姿を想像できません。
その空白が不安になり、反対したくなるわけですね。そこで、休んだあとの過ごし方までセットで提案します。
□ 何時に起きて、何時に食事をとるか
□ その日にどれくらい勉強に触れるか
□ 夕方に、状態をどう共有するか
たとえば「10時までは寝る。昼は自分で作る。夕方に数学を10分やって、そのあと話す」といった内容です。細かく決めすぎる必要はありません。
自分で計画を出すことで、「投げ出しているわけではない」という姿勢が伝わります。親が反対する理由が、ひとつ減るんです。
あわせて「夕方にもう一度話して決める」と入れておくと、翌朝またゼロから交渉せずに済みますよ。
声に出せないときはLINEや手紙で渡そう
- 文字なら落ち着いて整理でき親も読み返せる
- 理由が言えないときはその旨を先に書く
- 怒りやすい親には要求ではなく相談の形に
面と向かって話すと、涙が出たり言葉が詰まったりすることがありますよね。
そんなときは、LINEや手紙で伝える方法があります。文字なら落ち着いて内容を整理でき、親も読み返せるという利点があります。
理由が自分でもわからないときは、無理に説明しなくてかまいません。
「うまく説明できないんだけど、朝から体が動かなくて、学校のことを考えると苦しくなります。今日は休ませてほしいです。夕方にちゃんと話します」
説明できないことを先に伝えておくと、問い詰められにくくなります。
親が怒りやすいタイプなら、要求ではなく相談の形にすると受け取られ方が変わります。
「怒らせたいわけじゃないので、先に伝えます。今日は体調がつらくて登校が難しそうです。午後から行く方法も考えているので、帰ったら相談させてください」
結論を押しつけず、選択肢を残す書き方がポイントです。
先生やカウンセラーが「休んでいい」と言っても親が許さないときは
- 専門家がOKでも親が折れないことは珍しくない
- 「今日つらいか」から「専門家がどう見たか」へ話を移す
- 言葉だけでなく目に見える材料をそろえる
ここからが、この記事でいちばん伝えたい部分です。
先生に相談した。スクールカウンセラーにも「無理しなくていい」と言われた。それなのに、親だけが許してくれない。
実はこの状況は、決して珍しくありません。多くの記事は「第三者を味方につけよう」で終わってしまいますが、本当に困るのはその先ですよね。
親が折れないのは、あなたを信じていないからとは限りません。「専門家が言ったこと」が、親のところまで正確に届いていないだけのこともあるんです。
だからここでやることは、説得ではなく材料を親に届けることになります。順番は次の3ステップです。
①「先生は他人だから」と言われたときに言い返す
②受診の記録という、目に見える材料をそろえる
③学校から家庭に連絡してもらえないか相談する
ひとつずつ、そのまま口に出せる言い方と一緒に紹介しますね。
「先生は他人だから言えるだけ」と言われたときの返し方
- 「他人だから」への返し方を用意しておく
- 親と先生が直接話す場をつくるのが最短
- 自分ひとりで説得しようとしなくていい
「先生は他人だから、そんなふうに言えるんだよ」
この返しをされると、話がそこで止まってしまいますよね。ここで言い争いになると、次の相談がしにくくなります。
おすすめは、言い返して勝とうとしないことです。かわりに、親と先生が直接話す場をつくるほうへ話を移します。
「先生も、無理して行くくらいなら休んだほうがいいって言ってた。だから一度だけ、先生と3人で話してもらえない?」
ポイントは「一度だけ」と回数を区切ることです。親にとってのハードルが下がります。
もうひとつ、親が「学校に迷惑をかける」と気にするタイプなら、こちらの言い方も使えます。
「先生のほうから、家に一度連絡してもらうようお願いしてもいい?私が言うと信じてもらえないから」
親を説得する役目を、自分ひとりで背負う必要はありません。あなたの仕事は、大人同士が話す場をつくるところまでです。
診断書や受診の記録という目に見える材料をそろえる
- 受診の記録は言葉より伝わる材料になる
- 診断書は医師が状態を診て判断するもの
- 出なくても受診した事実そのものが材料になる
言葉で伝わらないときは、目に見えるものに置き換えるのが有効です。
親が納得しやすいのは、あなたの説明ではなく、医療機関という第三者を通した情報だからです。
ここで大事な注意点をひとつ。診断書は、医師が状態を診て判断して出すものです。頼めば必ず出るわけではありませんし、費用がかかることもあります。
それでも受診には意味があります。診断書が出なくても、受診したという事実そのものが親への材料になるからです。
検査で大きな異常が見つからなかったときも、症状が続くならそのことを医師に伝えてください。必要に応じて、体のことだけでなく睡眠や生活リズム、心の負担なども含めて原因を探っていくことになります。
一度の受診で異常が見つからなかったからといって、体に何も問題がないと決まるわけではありません。
「一回だけ病院に行かせてほしい。何もなければそれでいいし、行ったっていう記録は残るから」
受診するのは、まずかかりつけの小児科や内科でかまいません。朝起き上がれない状態が続くなら、起立性調節障害についても相談してみてください。
診察のときは、いつから・どの時間帯に・どんな症状が出るかをメモして持っていくと伝わりやすくなります。スクールカウンセラーに相談している場合は、面談した日付を控えておくだけでも記録になりますよ。
学校から家庭に連絡してもらう頼み方
- 担任や養護教諭に家庭への連絡をお願いできる
- 学校が把握している状態は家庭内の話と重みが違う
- 頼むときは「一度だけ電話を」と具体的に伝える
3つめの方法が、学校から家に連絡してもらえないか相談することです。
親が許してくれない状況を動かしやすいのが、実はこの手段です。学校が把握している状態は、家庭内だけの話とは受け止め方が違うためです。
相談する相手は、担任でも養護教諭でもスクールカウンセラーでもかまいません。話しやすい人を選んでください。
「親が信じてくれないので、一度だけ家に電話して、いまの私の状態を伝えてもらえませんか」
「一度だけ」「電話で」と具体的に頼むのがコツです。漠然と「なんとかしてほしい」と言うより、先生も動きやすくなります。
あわせて、何を伝えてほしいかも短く添えておきましょう。「朝の体調のことを話してほしい」「保健室登校ができないか聞いてほしい」といった形です。
必ず対応してもらえるとは限りませんが、学校としてどんな連絡ができるかを一緒に考えてもらうことはできます。
それでも親の態度が変わらないときは、家庭の状況そのものを先生に伝えてください。あなたが我慢し続ける理由はありません。
親に直接見せられそうなら、「学校行きたくないと言われたら」という保護者の方に向けて書いたページもあります。自分の口から言うより、文章のほうが伝わることもあるかもしれませんね。
親が一番不安な勉強と進路|高校生・中学生に分けて事実で答える
- 高校生は欠席日数より科目ごとの単位に注意する
- 中学生の内申点は欠席日数だけで決まらない
- 一日休んだだけで統計上の不登校には数えられない
親が反対する理由をたどっていくと、多くは勉強と進路への不安に行き着きます。
ここは感情ではなく、事実で答えるほうが早く前に進みます。制度を知っておくと、話し合いの材料にもなりますよ。
高校生が気をつけるのは欠席日数より単位|出席の要件は学校ごとに違う
- 基準は科目ごとの授業時数に対する出席状況
- 「授業時数の3分の2以上の出席」などの要件が多い
- 全国一律ではないので学則や生徒手帳を確認する
高校生の場合、見るべきポイントは「何日休んだか」ではありません。
高校は単位制で運営されているため、大切なのは科目ごとの出席状況です。授業時数の一定割合を超えて欠席すると、その科目の単位が認められない場合があります。
多くの学校では「授業時数の3分の2以上の出席」といった要件が慣例として定められてきました。ただし、これは全国一律の基準ではありません。単位認定の条件はかならず在籍校の学則や生徒手帳で確認してください。
逆に言えば「あと何時間休めるのか」は、調べれば数字で分かるということです。
残り時数がわかれば、どこで休むかを計画的に決められます。追試や補習で救済する仕組みを設けている学校もありますよ。
また2024年の制度改正で、不登校の生徒などについて、学校の判断により遠隔授業や通信教育を活用して単位を修得できる仕組みも整備されました。ただし、実施状況は学校によって異なります。
いまの学校で続けるのが難しい場合は、通信制高校への転学という道もあります。単位が心配で眠れない、という人は「高校生の不登校」もあわせて読んでみてくださいね。
中学生の内申点は欠席日数だけで決まるわけじゃない
- 評定は3つの観点から総合的につけられる
- 調査書の様式や扱いは都道府県ごとに違う
- 質問を3つに分けて在籍校に確認する
中学生にとって気になるのが、内申点への影響ですよね。
親も「欠席が増えると内申が下がる」と心配します。ただし、内申点は欠席日数だけで決まるものではありません。
いまの中学校の評定は、各教科の目標に照らして「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点から総合的につけられます。
評価の材料になるのは、テストだけではありません。レポートや発表、ノート、授業での様子なども使われます。欠席日数そのものが教科の評定を機械的に決める仕組みではないんですね。
また、都道府県によって調査書の様式や選抜での扱いは違います。だからこそ、うわさやネットの情報ではなく、在籍校に確認するのが確実です。
□ 調査書に欠席日数はどう記載されるか
□ 評定は何をもとにつけられるか
□ 休んだ日の課題はどう提出すればよいか
この3つに分けて聞くと、先生も答えやすくなります。「高校受験で内申点は関係ない?」でも、内申の考え方をくわしく紹介していますよ。
一日休んだだけで統計上の不登校には数えられない|家での勉強が出席扱いになる仕組みも
- 国の統計調査では年間30日以上の欠席が集計対象
- 30日未満なら支援が必要ないという意味ではない
- 自宅でのICT学習が出席扱いになる仕組みもある
「一日休んだら不登校になる」と考えている親は、少なくありません。
でも、実際にはそうではないんです。国の統計調査では、病気や経済的な理由などを除き、年間30日以上登校しなかった児童生徒を「不登校」として集計しています。
一日や二日の欠席で、統計上の不登校児童生徒として数えられることはありません。
ここで気をつけたいのが、30日という数字はあくまで統計調査上の基準だということです。教育機会確保法という法律では、不登校児童生徒を「相当の期間学校を欠席する児童生徒」などと定めており、30日という数字は書かれていません。
つまり「30日未満なら支援を受けなくていい」という意味ではないんです。つらさが強いなら、日数に関係なく早めに相談して問題ありません。
もうひとつ知っておいてほしいのが、出席扱いの仕組みです。
義務教育段階では、自宅でのICT等を活用した学習や学校外の施設での学習について、一定の要件を満たせば指導要録上の出席として扱える制度があります。判断するのは、在籍している学校の校長です。
自動的に認められるわけではないので、「この教材を使えば出席扱いになる」という説明には慎重になってください。
教育委員会が運営する教育支援センターは、基本的に無料で利用できます。利用方法は自治体によって違うので、まずは担任に、家庭でできる学習の扱いとあわせて聞いてみましょう。
学校を休んだ日の過ごし方と、自分を責めてしまうときの考え方
- 午前中は寝てよく、まずは回復を最優先にする
- 夕方に今日どうだったかを短く共有する
- 罪悪感が出たときの考え方も知っておく
休むことが決まったら、その一日の使い方が次の交渉を左右します。
とはいえ、がんばりすぎる必要もありません。休んだ日にやることと、心が苦しくなったときの考え方をあわせて紹介しますね。
午前中は寝てもいい|まずは回復を最優先に
- 休む目的は回復なので睡眠を優先していい
- 体調が許せば日中に一度起きて光を浴びる
- 食事は少量でもいいので口に入れる
休んだ日の午前中は、寝ていてかまいません。
そもそも学校を休むのは、回復のためです。無理に早起きして机に向かっても、疲れが抜けなければ意味がありませんよね。
特に、眠れない日が続いていたなら睡眠を優先してください。まとまって眠るだけで、夕方には見え方が変わることもあります。
そのうえで、体調が許すようなら、極端な昼夜逆転を避けるために日中に一度起きて光を浴びることも意識してみてください。ただし、症状が強い日は休養が最優先です。
食事も、少しでいいので口に入れてくださいね。
親に「寝てばかりいる」と言われたときは、回復のために必要だと伝えてください。夕方に起きて話ができれば、休んだ意味は十分にあります。
夕方に今日どうだったかを話す時間をつくる
- 体調・数字・明日の見通しの3点だけで十分
- 5分程度でも話した事実が信頼につながる
- 1日10分でも勉強に触れると次の交渉が楽になる
次にやってほしいのが、夕方に話す時間をつくることです。
親が一日中気にしているのは、いまどういう状態なのかという一点だけです。夕方に共有する時間があるだけで、その不安がやわらぐことがあります。
□ 今日の体調は、朝と比べてどうだったか
□ 10段階の数字でいうと、いまはどれくらいか
□ 明日について、今の時点でどう思っているか
この3つで十分です。5分程度でも、話したという事実が信頼につながります。ここで明日の結論を無理に出す必要はありません。
もうひとつ、余裕があれば1日10分だけ勉強に触れておくと、次の交渉がしやすくなることがあります。
教科書を読むだけ、英単語を10個だけでも十分です。「今日は英単語だけやった」と報告できると、印象が変わります。体調が悪い日は、これも無理にやらなくてかまいませんよ。
「みんな行っているのに」と自分を責めてしまうとき
- 休むことに罪悪感を覚える人は少なくない
- 「みんな」と比べる相手は本当は存在しない
- 教室に戻る以外の着地の仕方もある
休めたら休めたで、今度は別のつらさがやってきます。
「みんな行っているのに、自分だけずるいんじゃないか」。この気持ちに、部屋の中でひとり押しつぶされそうになっていませんか。
まず知っておいてほしいのは、休むことに罪悪感を覚える人は少なくないということです。
そして、罪悪感があるかどうかで、あなたが休む必要性やつらさの大きさが決まるわけではありません。罪悪感が強くても弱くても、しんどいものはしんどいんです。
そのうえで、比べている「みんな」は、実はどこにも存在しません。
文部科学省の調査では、2024年度の小・中学校の不登校児童生徒は35万3,970人で、過去最多となりました。高校生を含めればさらに増えます。教室にいる人の中にも、明日は行けないかもしれないと思っている人がいます。
それでも自分を責めてしまうときは、エネルギーが切れかけているサインかもしれません。人は疲れると、自分にだけ厳しくなってしまうものなんですね。
もうひとつ、着地の仕方についてもお伝えしておきますね。
私たちがこれまで関わってきたお子さんの中には、元の教室に戻る以外の形で落ち着いた人もたくさんいます。
□ 別室登校を続けたまま卒業するという道
□ 通信制高校に移って、自分のペースで学び直す道
□ 中学の間は休み、高校から再スタートする道
どれが正解ということはありませんし、いま決める必要もありません。「教室に戻れなければ終わり」ではない、とだけ覚えておいてもらえたらうれしいです。
「甘えているだけなのでは」という気持ちが消えないときは、「不登校は甘えという誤解」も読んでみてくださいね。
【保護者の方へ】お子さんが休んでいる間の勉強をどう支えるか

- お子さんが一番不安なのは分かってもらえないこと
- 勉強の遅れは休みながらでも埋めていける
- 公的な相談先を先に確認したうえで検討を
ここから先は、保護者の方に向けた内容です。
お子さんから「これを読んでほしい」と渡された方は、「学校行きたくないと言われたら」もあわせてご覧ください。
休ませることをためらう理由の多くは、勉強の遅れへの心配ではないでしょうか。その不安はもっともですし、実際に埋め方の見通しさえ立てば、休ませる判断はずいぶん楽になります。
どこから手をつければいいかは「不登校の勉強の遅れ」で具体的に紹介しています。
まずはスクールカウンセラーや教育支援センターなど、公的な相談先を確認することをおすすめします。そのうえで学習面を個別に支えたい場合に、家庭教師という選択肢もあります。
私たち家庭教師のランナーは、勉強が苦手なお子さんに特化した指導を行っており、不登校のお子さんのサポート実績もあります。発達障害コミュニケーション指導者の資格を持つスタッフも在籍しています。
指導料は1コマ30分900円(高校生は1,000円)で、訪問とオンラインを体調に合わせて切り替えられます。90分の無料体験レッスンだけを受けて、合わなければお断りいただいてかまいません。無理な勧誘は一切いたしません。
不登校のお子さんへの関わり方は「不登校サポート」でも紹介していますので、必要な方だけご覧いただければと思います。
学校休みたいのに親が許さないときによくある質問
- 知恵袋の体験談はどこまで参考にしていいか
- 仮病を使って休むのはありなのか
- 休んだあと学校に戻るきっかけの作り方
最後に、同じ状況で多く寄せられる質問にお答えします。
細かい疑問が残っていると、行動に移しにくくなりますよね。気になる項目から読んでみてください。
知恵袋の体験談はどこまで参考にしていい?
- 気持ちの共有としては大きな支えになる
- 制度の情報は古い場合や地域差がある
- 事実確認は学校や公的機関で行う
気持ちの共有としては参考にしてよく、制度や手続きの情報は学校や公的機関で確認するのが安全です。
知恵袋のような体験談は、同じ状況の人がいるとわかるだけで孤独感がやわらぎます。ここは大きな支えになりますよね。
ただし投稿には、書かれた時期が古いものが混ざっています。不登校に関する制度はこの数年で大きく変わりました。
数年前の情報をそのまま信じると、いま使える支援を見落とすことがあります。
また、調査書の扱いや出席の判断は都道府県や学校ごとに違います。「うちの県ではこうだった」がそのまま当てはまるとは限りません。
体験談で心を軽くしつつ、事実確認は学校や公的機関で行いましょう。
仮病を使って休むのはあり?
- 回数が増えると本当につらいとき信じてもらえない
- 本当の困りごとが見えなくなり支援が遅れる
- 朝の腹痛や頭痛は仮病ではない
おすすめはしにくい方法です。ただし、朝の腹痛や頭痛は仮病ではないので、正直に伝えて大丈夫です。
おすすめしにくい理由は2つあります。
ひとつは、回数が増えるほど疑われ、本当につらいときに信じてもらえなくなることです。
もうひとつは、本当の困りごとが見えなくなることです。いじめや体調不良、睡眠の問題が隠れていても仮病として処理され、必要な支援にたどり着くのが遅れます。
ここで知っておいてほしいのが、心の負担が体の症状として出ることもある、という点です。
「本当に痛い」なら、それは嘘ではありません。症状がくり返し出るときは、小児科や内科で相談しておきましょう。
一度休んだあと学校に戻るきっかけはどう作る?
- 「明日から普通に登校」は負荷が大きすぎる
- 放課後の面談や保健室から段階を細かく分ける
- 戻れなくても前の段階に下がってやり直せばいい
一気に通常登校を目指すのではなく、いまの状態に合わせて段階を細かく分けていく方法があります。
避けたいのは「明日から普通に登校する」という目標の立て方です。負荷が大きすぎて、うまくいかなかったときの落ち込みも強くなります。
□ 放課後に、先生と5分だけ話す
□ 誰もいない時間に、教室へ荷物を取りに行く
□ 保健室や相談室で、1時間だけ過ごす
□ 好きな教科の授業にだけ出る
□ 午前中だけ、教室で過ごしてみる
途中で戻れなくなっても、失敗ではありません。前の段階に一度下がって、また試せばよいだけです。
そもそも、登校できるようになることだけがゴールとは限りません。文部科学省も、不登校の支援は登校という結果のみを目標にするのではなく、社会的な自立を目指すものだという考え方を示しています。
戻る時期は人によって大きく違います。半年かかる人もいれば、数日で戻る人もいますよ。
学校休みたいのに親が許さないときの向き合い方まとめ
- ・まずは今すぐ助けが必要なサインがないかを確かめる
- ・「行く」か「休む」の二択をやめて中間の選択肢を出す
- ・前日の夜に予告し、体の状態と10段階の数字で伝える
- ・専門家がOKでも親が折れないときは目に見える材料をそろえる
- ・勉強と進路の不安には制度の事実で答える
学校を休みたいのに親が許してくれないとき、必要なのは説得の技術だけではありません。
まず確かめてほしいのが、今すぐ助けが必要なサインの有無です。「消えたい」という気持ちや、いじめ、家庭内での暴力があるときは、登校の判断より安全が先になります。
そのうえで、「行く」か「休む」の二択から離れてみてください。遅刻、早退、保健室といった中間の選択肢を示すと、親も判断しやすくなります。
伝えるときは、前日の夜に予告し、体の状態と10段階の数字から話すのが基本です。
それでも親が折れないなら、次は材料をそろえる番です。受診の記録をつくる、学校から家に連絡してもらえないか相談する。この2つで状況が動くこともあります。
そして、教室に戻ることだけがゴールではありません。別室登校のまま、通信制へ、高校から再スタート。どの道を選んでも、その先はちゃんと続いています。
もし今日ひとつだけやるとしたら、今夜のうちに「明日、行けないかもしれない」と一言だけ伝えてみてください。それだけで、明日の朝の空気は少し変わるかもしれません。
今日を安全に乗り切ることが、いちばん大切です。話せる大人が身近にいないときは、24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)を頼ってくださいね。
ここからは保護者の方へ。お子さんが一番つらいのは、休めないことよりも「分かってもらえない」ことかもしれません。勉強の遅れは、休みながらでも埋めていけます。
お子さんに合う進め方を一緒に探したいときは、90分の無料体験だけでもご利用いただけます。合わなければ、そのままお断りいただいてかまいません。







